発達障害が褒めるに値する理由
発達障害者はとても偉いですね。
最近は、国の締め付けが厳しくなってきて、就労継続支援A型など労働契約結んで就労している事業所は、チーム単位でノルマみたいなものもあり、自分の給料分の働きはしましょうみたいなお達しが政府から出ているそうです。
これまでA型事業所など福祉事業所を立ち上げるときには政府から補助金とかもらってたともいますけど、数年前から政府の発達障害者など障害者をもっと有効活用しようということで、より制度が整ってきているらしいので、補助金も貰ってるからには事業所といえどもそれなりの利益を上げてください。らしいです。
A型だと平均7万円/月くらいかなお給料もらえますよね。
B型だと工賃が平均1,5万円/月くらいですかね。
余談ですが、A型B型などの就労継続支援の他、似たような制度に就労”移行”支援があります。移行支援の場合はスキルを積み上げる訓練校みたいなところなので、お給料はでません。
さて、A型などの福祉サービスは事業所単位で実にユニークでクリエイティブな事業を展開しているところがとても多いです。具体的には、地域の特性を活かしてその事業所でしかできないことをカリキュラムとして取り入れたり。
でもここ数年はギフテッドなど発達障害の特性を長所として生かしていこうという取り組みに政府初動で変わってきているというお話を聞きました。
発達障害についていえば、最近は世間の認知や理解、それから少しずつ合理的配慮が行き届くようになってきています。つまりポジティブなイメージを持たれるようになってきているのかなと思います。
発達障害についての取り組みが進んでくるとどうなるのか?
それは、発達障害の中でも優れている発達さんと、そうでない発達さんの二極化が進むということです。
これは正直僕はキツイなと思っている派です。
例えば発達グレーなど、突出したスキルの無い発達障害者は提携社会にも馴染まないし、即戦力としても重宝されません。
昔活躍した偉人や研究者など、教科書に載るような凄い人も実は発達障害の人が多いと言われています。最近だと故スティーブ・ジョブズはアスペルガーだと言われていますしテスラ・モーターズのイーロン・マスクも発達障害を公表してます。
その他、世界各国、社長やアーティストにも発達障害は数多く存在していることが推測できます。
でも世界で活躍できたり個人の長所を最大限に発揮できるような発達障害なんてほんの一握りで、多くは出る杭になれないどころか生きづらさしか感じないんじゃ無いかなと思います。
そう考えると、発達障害って諸刃の剣みたい。。。
そういう発達障害の可能性を引き出すという形で日本も遅ればせながら数年前から本腰を入れ始めたのかもしれません。
みんながみんなギフテッドのようなスーパーマンになれなくても、それぞれの特性に応じて発達障害者が各々の好きや得意を伸ばしていけるような社会のシステム設計・調整をする。
そういう政府の意図が読み取れます。
これまで就労継続支援に関しては、仕事としてお金をいただいていたのですが、それも政府の補助から支払われていたりします。
就労継続支援などはビジネスというよりもあくまで社会参加を目的とした福祉的要素が強いですので、サービス利用者個人でお給料分の成果を出さなくても良かったというのがこれまでの実情でした。
事業所には発達障害や精神疾患を患っている方以外にも、身体障害者や知的障害者の方も在籍しており、いろんな利用者がそれぞれの目的に応じてお仕事しています。
しかしここ数年は政府の方針で事業所でも利益追求型の傾向にシフトしてきたように思います。
特に発達障害・知的障害や精神疾患の方にとっては非常に看過できない話です。
というのももともと身障者は身体的な障害があるだけで、思考や情緒、精神的には一般の健常者と変わりないということも多いです。
今の時代は体の一部が不自由でもできる仕事はいくつもあるし、バリアフリーは当たり前、障害が目に見える身障者に対する社会の受容・需要が高まっています。
でも身障者以外の障害者となると、一気に難しくなります。
一般就労の障害者雇用枠でも、身障者が優先して採用されますし、賃金も身障者は健常者と同じ程度もらってたり待遇面もそれないですが、それ以外の障碍者の採用率はかなり低いです。賃金も身障者とそれ以外を比べると全国平均10万円前後の差があります。
これはしょうがないです。なぜなら身障者の障害は目に見えるものですが、それ以外の障害者については障害の有無や程度が目に見えないので、採用する企業側としても理解や配慮のしようがなかったりします。
また、現場レベルで言うと、遅刻欠勤が多い(無断欠勤も多い)、体調や気分が安定しないからイレギュラーな事態が発生しやすく、事故にもなりかねない。
これがなかなか精神障害者が就職することが難しい所以です。
そうなると精神障害者などは一般の就労が難しく、ほとんどが福祉サービスを活用することになります。
まず候補としては就労継続支援A型です。A型事業所で所定の労働時間・日数(平日10:00〜15:00(お昼休憩1時間)までの実働4時間など)できちんと働くと、一ヶ月でだいたい7〜8万円のお給料をもらえます。
話を戻すと、ここ数年で政府の方針が変わり、自分の給料分は成果を出そうと言うことになっているようです。
これまでは福祉領域でぬるま湯につかっていた事業所や利用者も大勢いたかもしれませんが、今回の件で少しだけ締め付けが厳しくなって、安易に怠けることができなくなっています。
さらに事業所の利益追求や発達障害者の能力発揮評価の観点から事業所内でもより優秀な人材を確保して売り上げを上げようと言う流れに変わってきています。
そうなると障害者の中でも二極化せざるを得なくなります。
これは苦しい。
僕も身障者では無いですし、手帳持ってますがギフテッドでもありません。
なので、今回の政府の通達は大変にこたえますね😅💦
それでも私たち障害者は日々を懸命に生きています。
そこら辺は胸を張って生きてもいいのでは無いでしょうか。