【元日投稿】家族的アプローチについて
2022年1月1日(土曜日)。今年の干支は寅年です。
コロナ禍を始め、昨年はさまざまな出来事がありましたね。
今年はどうなるかな。完全にコロナが終息してまたコロナ禍以前のように世の中の活気が戻ることを祈る。
さて本題。
心理療法(サイコセラピー)の1つに、家族的アプローチ理論があります。
だから家族ぐるみでアプローチした方がいいと思う。
良くも悪くも継続は力なり。
人間って、習慣化が大切だと言われているよね。
機能不全家族では、負の習慣が出来上がってしまってるのさ。
毎日毎日同じ対応をされる、ロック状態。
めちゃくちゃきつい思いをしている人もいる。
そうでなくても機能不全家族と言われている家族形態では、少なからず家族単位で何かしらの圧力が働いているし、家族の関係性がパターン化されている場合が多い。
家族って社会の最小単位であり、本来固い絆で結ばれているもっと自由な組織だと思う。
もちろんいい意味で。
その家族が機能不全を起こしていると言うことは、つまり人体で言えば心身府県この状態だといえる。
世界レベルで言えば環境問題とか社会問題が機能不全家族のそれ。
この家族はどこが原因で機能不全に陥っているのか。そう言うことを家族的アプローチで探っていく必要がある。
そしてテコ入れ。
テコ入れの段階が最も難しい。当たり前だけどね。
福祉の概念にアウトリーチと言われるものがある。
これは個人や家族の外側、いわゆる周囲が築いて救いの手を差し伸べてあげようよということ。
今までの社会、特に日本だと、事なかれ主義が蔓延っていて、組織で何か事件が起こっても責任の所在もわからない、空気読めの同調圧力が働く。
何かあれば全部個人の責任。社旗で生きているのに、個人に帰属されることなんて実はそんなに無いのでは無いかなと思う。
反論がある?
じゃあ想像してごらん。
おしゃべりは自分一人でできるものでは無いよね。
社会は二人以上の構成員から成り立っている。
個人に帰属できる物事なんて本当に数えるくらい。
例えば僕は教育の重要性を日々実感している。もっと具体的に教育のどう言う点が重要なのか?
それは、教育を通して、個人の内面に”良心の種”を植え付けるのさ!
昔、子供の頃に、ガムは飲み込んだらお腹(胃)の中で芽が生えてくるよ!なんて言われたことなかった?
それを聞いてからガム飲み込んでしまったときには内心焦ったのをよく覚えている。
例えが悪いけど、要するに人の真心を大切にしましょうよと言うお話。
機能不全家族の構成員(家族のメンバー)は、それぞれ世代が違うよね。家族だけど。
当たり前。ただでさえ個人間でも物の見え方や考え方、感じ方や対処法、行動パターン、何から何まで違うのに、さらに世代間のギャップがある。
そしてその年代における時代の流れや文化的な要素も多分にその個人に関わっている。
だから家族といえども実はとても色とりどりなのさ。
家族はレインボー。それが普通。家族であれ他人であれお互いの違いを認識して理解する、それからどうお互いに歩み寄っていけるか、折り合いの付け方を試行錯誤する。
機能不全家族は折り合いの付け方がイマイチうまくいっていなかったり、日々暗黙の了解でなあなあになってしまっていたり、とにかくある一定のパターンがそこには存在している。
そのパターンが機能不全を起こす。そこにメスを入れていくわけだけれども......。
さあ、ここからは記事に書くだけでは決してわからないよ。実戦あるのみ。だから難しい。
記事でお伝えできるのはあくまで概念やイメージのみ。
機能不全を改善・修正してなんぼだからさ、実践、アクションが大切。言わずもがな。
でもね、まずは知ること。理解して、何が正しくて何が間違っているのか、また今ここでこの方法は適切なのか?こうきたらどうすればいい?イメージを膨らます。パターンをいくらも考える。とにかく知識を勉強して、あらゆる可能性を視野に入れる。
そして事例を学びながら日々検討していく。もっといい方法がないか。よりよく、スピーディに。
どうすればこのケースでは最善なのか。
そういう多角的な視点で機能不全家族を見ていく。
心得ておけ。
ちなみに独り言は脳内のもう一人の自分、または架空の誰かとの会話をしているから、一応二人以上だと仮定していいのでは無いかな、わからないけど(笑)。
2022年は寅年。勢いよく威勢よく、気丈に猛々しく振る舞えるようにしたいものだ。
新年にちなんで、家族仲を深めるために初日の出を見にいってみてはどうだろうか。神社でおみくじを買って、お賽銭入れて日々を楽しく健康で過ごせるようにお願いする。
別に除夜の鐘なんかつかなくてもいいじゃん。百八つも煩悩あったら人間大したもんだよ(逆に)。
一年の計は元旦にあり、機能不全家族の皆様にとって幸多き年になりますように。
それでは本年もよろしくお願いします。