はったつれじでんす

中の人はグレーアスペ×ADHD混合型です。"れじでんす(レジデンス)"とは住宅という意味で、ブログタイトルの【はったつれじでんす】は、このブログが、発達障害当事者やその周囲の方の拠り所となることを願ってつけたものです。発達障害は脳機能の凸凹と言われていますが、時としてそれが恵まれた才能として開花します。そんな、発達障害という優れた武器を使って現代社会を力強く生き抜くための情報を日々発信しています。時には発達特有の想像性や独創性を活かしたユニークで面白い記事も書いていきます。

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5分でわかる!発達障害について学ぼう!

こんにちは、まろんです。

 

発達障害についてどのくらい知っていますか?

最近では多くのメディアでも取り上げられたりと、発達障害について知る機会が多くなっています。

 

  • トイレにも行かずに何時間でも作業に集中してしまう。
  • ついつい衝動買いをしてしまう。
  • 他者と話がかみ合わない。
  • 悪気はないのに、相手を怒らせてしまう。
  • 大勢の人がいるパーティーが苦手だ。
  • よく約束をすっぽかしてしまう。

 

こうした自覚がある方は、発達障害の可能性あり?!

 

発達障害に対する理解が進んでいるとはいえ、まだまだ適切な支援が行き届いていないのが現状です。

 

自身やご家族など周りに発達障害かもという人がいれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

発達障害とは?

発達障害は、医学的には、先天的な脳機能の偏りが原因で起こる障害だといわれています。

 

発達障害者は、定型発達者と比べてこの偏りの程度が大きいために、周りから見ると、物事の捉え方や行動パターンが一風変わってるように見えます。

 

発達障害の分類

 

発達障害は、その特徴にもとづいて大きく3つに分けられます。

 

ASD自閉症スペクトラム

ADHD注意欠陥多動性障害

SLD:限局性学習障害

 

 

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(ディーキャリア発達チャンネル 「https://youtu.be/WhzRdrR5zZ8」 )より引用

 

ASD(自閉症スペクトラム)

かつては広汎性発達障害と診断されていたもので、アスペルガー症候群自閉症もここに含まれます。

 

自閉症スペクトラムの主な症状は3つに分けられることから、これらは「三つ組の問題」といわれています。(DSM-5では①と②が一つに統合されました)

 

①集団の中の一人として周りに合わせた行動ができない(社会性の欠如)。

②人とのコミュニケーションがうまく取れない(コミュニケーションの欠如)。

③こだわりが強く、先を予測することが難しい(想像力の欠如)。

 

以下、具体的な症状の例を出しておきます。

 

 ・空気を読むことが苦手。

 ・言葉の比喩や裏の意味がわからない。

 ・人との距離感がうまくとれない。

 ・人の話を聞くのが苦手。

 ・過去のことはよく覚えている。

 ・未来を想像し予定を立てるのが苦手。

 ・フラッシュバックなどで情緒不安定になる。

 ・視覚、聴覚などの感覚が過敏。

 ・同時に複数のことを処理することが苦手。

 ・他者の視点に立って考えることが苦手。など

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)

主に多動、衝動、不注意の特徴からなります。

 

 ・忘れ物やミスが多い

 ・片付けが苦手

 ・落ち着きがない

 

なお、ADHDについては大人になれば症状が落ち着いてくることも多く、また現在では世の中に正しい理解が浸透してきたこともあり、適切な支援のもとでその特徴を生かして仕事をするなど社会的な受け入れの土壌が整いつつあります。

 

SLD(限局性学習障害)

全体的な知的の遅れは見られないものの、読み、書き、計算のうち一部の分野において著しく学習困難をきたします。先述のADHDとは高い頻度で併存します。

 

 ・四則演算(+−×÷)ができない

 ・文を読むことが難しい

 ・文法が身につかない

 ・句読点をつけない

 

発達障害者がよりよく生きるためには?

 

発達障害であること”それ自体が問題なのではありません。

 

例えば、

 

  1. 友だちとの約束をよくすっぽかして、絶交された。
  2. 空気の読めない人だと言われ、みんなから嫌われた。

 

といったことがあるとします。

 

しかし、次の場合はどうでしょう?

 

  1. 約束をすっぽかさないように、毎回当日になると友だちが連絡をくれる。
  2. ハッキリした物言いが評判で、よく人の相談にのることがある。

 

この場合、最初の例とは違って良い展開になってます。

 

つまり、発達障害の有無だけで何か問題になることはありません。

 

発達障害当事者が、自身が抱えている特性ゆえに実社会で生きにくさを感じていることが問題なのです。

 

生きにくさという社会全体の課題を僕たちはみんなで考えていく必要があります。

 

発達障害者がおかしいのではないのです。

 

いくら障害を持っていたとしても周りの理解と配慮があれば、適切な支援のもとで充実した社会生活をおくることも可能になります。

 

実際に発達障害の特性を持っていても社会の中でうまく適応できている方たちもたくさんいます。

 

さあ、ここからがスタートです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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